浦田一輝(デア)
アーティスト,デア
1999年,千葉出身,日本
東京,川崎にて在住で活動

ステートメント&バイオグラフィ
2025年、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)修了。現在は同大学大学院に研究員として所属し、東京・神奈川を拠点に制作している。
デアは、生物やロボット、人間の精神が持つ「有機と無機」の境界を辿りながら、人為的に非日常環境を構築し、相反する概念を揺さぶることで、人々の価値観に問いを投げかける実践を続けている。スペキュラディヴデザイン、メディアアート、現代アートの枠組みを横断し、人・モノ・制度の間にあるプロトコルの再設計を通じて、「成長とは何か」「生命とは何か」「現実とは何か」といった根源的な問いを、機械的な装置やパフォーマンスによって可視化している。
近年発表した《Bio<im>possible》では、幼少期に親しんだ携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の記憶を起点に、思い出の可変性に焦点を当てた。無機物に生物的な“変態”を想起させる運動を与えることで、アイデンティティの変容、さらには使用者とモノの「生まれ変わり」を表現している。
展示歴としては、日本各地の“ものづくり”が集うイベント「Maker Faire Tokyo 2024」への出展がある。加えて、個人の作家活動と並行してSNSでの発信にも積極的である。映像の“感覚的拡散性”を活かすメディアとしてYouTubeで映像作品やパフォーマンスを公開し、文章の“論理的収束性”を活かすメディアとしてnoteに思想批評や社会構造に関する文章を投稿している。これらとは別に、純粋なYouTubeクリエイター/note執筆者としての活動も展開している。

学歴
2025年〜現在
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 研究員
2025年
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 修了
2023年
中央大学 先進理工学部精密機械工学科 卒業

主な展覧会
2024
『Maker Faire Tokyo 2024』東京ビックサイト(作品出展、東京)
『日本テレビ 汐留サマースクール』(作品出展、東京)
『情報処理学会 インタラクション2024』 (東京)
2023
『Maker Faire Tokyo 2023』東京ビックサイト(作品出展、東京)

論文
2025
浦田一輝,山岡潤一,「生物の孵化を模倣したパッケージデザイン手法の研究」,修士論文,慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 
2024
浦田一輝,山岡潤一,「生物の羽化を模倣したモノと共存するためのデザイン」,インタラクション2024論文集,現地発表
2023
浦田一輝,新妻実保子,「自閉症スペクトラム,認知症患者への社会支援に向けたVirtual-PetAssistedActivityの改良」,卒業論文,中央大学理工学部精密機械工学科


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